オウと直感で生きる
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- 1月27日
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更新日:5月25日
新しい年が始まってもうすぐひと月になります。
「あっという間にひと月!」と思う一方で、一日一日、大地を踏みしめて過ごして来られたんじゃないかな、という感覚もあります。
その理由の一つは、きっと、今年に入って五回ほど、日の出を拝めたから。
ここはヨーロッパの北部、北緯52度に位置するオランダのデン・ハーグ市郊外です。日本では北海道の稚内市が北緯45度ですから、ここがどれほど北に位置しているのかが分かります。
この辺りでは元日の日の出時間は朝8時50分くらい。元日に初日の出を見ようと朝6時前に早起きをしていた日本でのことを考えるとずいぶん楽です。
しかも、私が日の出を見に行く場所は自宅から徒歩10分ほどのところにある水辺の自然公園ですから、「すぐそこ」まで歩いて行けばお日様が昇るのを見られるのです。
2025年の元旦は荒れた天気だったので外へは出ず。正月二日には、気づいた時にはすでに日の出時間を過ぎていました。なので、今年初めて日の出を見られたのは三日になってからでした。

雲に挟まれ、でもしっかりと大地からお日様が顔を出し、少しずつ昇ってくるのを何度見ても、毎回本当にありがたいなあ、と感謝の気持ちに包まれます。
私にとっては究極の「オウ (awe) 」の源です。
オウ (awe) って、英語の言葉がそのまま使われていることが見ることが多いようです。確かに、「畏怖の念」「畏敬の気持ち」と訳されても、ちょっと違うなあと感じます。
AIに、畏怖や畏敬という言葉を使わずに一文で表現することを依頼すると、こんな答えが返って来ました。
「Aweとは、目の前のものがあまりにも壮大、神秘的、または感動的で、自分の存在が小さく感じられるような深い感動と敬意が入り混じった特別な気持ちです。」
いい感じです。
実は、この「オウ (awe) 」は今年、私が活動のキーワードとしていこうと思っている言葉です。オウ (awe) の効果は「癒やし」をはじめとしていくつもあり、そしてその一つ一つがとっても深いのですが、その中には、「社会的な行動への原動力」もあるのだと本で読み、「やっぱりそうだったのか!」と大いに納得しました。(『オウ・エフェクト:人生に喜びをもたらす「Awe体験」の効果』)。
この「Awe体験」について思いを馳せてみる、そして実際に体験をしてみるというオンラインでのイベントやリトリートを催し、コーチングの力とともに味わっていただくという機会を作っていきますのでどうぞ、楽しみにしていてください。
さて、こちらは11日の日の出。

朝、窓の外の空を見ると曇り空のようにも見えたんですが、私の中で何かが、
「お日様が昇るのを見に行こう!」
と言っていました。これは、ガットフィーリング(gut feeling)、「直感」でした。
「え〜、でも・・・」と言っている私もいたんです。「寒いし、曇ってそうだから日の出は見えないんじゃない?」という声。
その瞬間、意識して、直感に従ってみよう、と思いました。それ以上何も考えず、スカーフとジャケットを取り、外へ出ました。

この水辺の自然公園には散歩でしょっちゅう来ているし、ジョギングのルートでもあります。この場所の写真はそれこそ何百枚もあるのですが、ほとんどが夕日の頃合いの写真でした。
この日、こうして散歩しながら、この場所の朝のエネルギーを感じて新鮮でした。
同じ日の午後、ジョギングで同じ場所に行きました。朝の日の出とはまた違う雰囲気の、美しい自然の空気を吸うことができました。
この日の夜寝る前、日記をつけていて感じたのは、なんだか「一日をじっくりと味わった」感じがすごくしたなあ、ということ。日の出から始まり午後のジョギングに至るまで、外の空気を思う存分に吸い、自然の匂いをかいだことはもちろんですが、朝一番でオウ(awe)を感じ、直感にそって行動したこと、そのものが大きかった。
こちらは二日後の13日の日の出。

そして今度は23日、いつもとは違う場所からの日の出(っぽい)写真。

車の修理をしてもらう必要があって、ガレージに乗って届け、帰りに歩いて家に戻るところでした。
「直感にしたがって生きる」
とは、コーチングをしていてもクライアント様から時々聞く言葉です。
直感って何でしょうか?
直感にしたがって生きる、とはどういうことでしょうか。
この言葉を私が改めて意識したのは、2018年頃。あるセルフワークに取り組み出した頃でした。次の年にコーチングを学び始めた時にもよく聞いた言葉ですが、この頃、私にとって直感はまだ掴みどころがなくてよくわからないものでした。
ああ、これが直感だな、と体感できるようになってきたのは、実はほんの最近のことです。
上に「ガットフィーリング」と書きましたが、思考や理論ではなく「なんとなくそう感じる」「こうじゃないかな、という感じ」、それを体感している、そういう「感じ」です。
もうすぐひと月が終わるこの2025年、今年は、さらに直感にしたがって、オウ(awe)の気持ちからインスピレーションを受けながら、それを自分の思考で取り消したり、検閲したりせずに過ごす年にしたい、オウと直感で生きる年にしたい、そう思っています。
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