top of page

私が大切にしていること

人々が自らの声を発し、その声が尊重され、意思決定や社会の変化につながること。

国際機関での仕事、そして現在のコーチングやファシリテーションを通じて、私は一貫してその実現に関わってきました。

複雑な課題に対して、一人のリーダーや専門家、一つの組織だけが答えを持っているということはまずありません。だからこそ、

 

  多様な人々が対話し、学び合い、     

  共に考えるプロセスが必要だと考えています。

また、私は自然とのつながりを大切にしています。自然は私たちに癒しや気づきをもたらし、自分自身や大切にしたい価値観とのつながりを取り戻す場でもあります。同時に、自然環境や生物多様性との関係を見つめ直し、行動につなげるきっかけにもなります。

こうした考えのもと、私は「自然を意識したセルフ・リーダーシップ *」を実践と探求のテーマの一つとしながら、人と人、人と社会、人と自然をつなぐ対話と学びの場づくりに取り組んでいます。

Profile picture

地球は、もはやこれ以上の「成功者」を必要としていません。

 

一方で、平和の構築にたずさわる人、癒しや修復をほどこす人、語り手、そしてあらゆる形で愛をほどこす人を、今切実に必要としています。

 

— David Orr

現場から学んだこと

25年以上にわたり、難民支援、人権、平和構築、開発支援、大量破壊兵器廃絶などの分野で、国際機関に身を置きながら、コミュニティベースの団体や市民社会組織、政府機関など、多様な組織と共に仕事をしてきました。

アフリカ、中東、中央アジア、東南アジアなど、さまざまな国や地域で活動する中で、

 

   「人々の声を本当に生かすとはどういうことか」

ということを、問い続けてきました。

 

その土地で暮らす人々や、さまざまな立場の関係者の声に耳を傾けること。意見を聞くだけではなく、その経験や知恵が実際に生かされる対話や意思決定のプロセスをつくることです。

そして、そのためには手法や制度だけではなく、人と人との信頼関係や人間的なつながりが欠かせないことを学びました。

もちろん、現場では多くの失敗も経験しました。今振り返れば恥ずかしく思うことも少なくありません。しかし、そうした経験があったからこそ、対話や参加、協働の難しさと大切さを学び続けることができたのだと思います。

こうした経験は、現在の「リーダーシップと人材育成」「対話と参加型プロセス」「多様性と組織文化」の仕事の土台となっています。

プロフィール

神奈川県足柄上郡開成町出身。

小学6年生のとき、近所に住む「おじさん」から英語を学んだことをきっかけに、英語と海外の世界への興味を深める。母子家庭で育ち、「なんでもやってみないとわからない」という楽天的な母に励まされながら育つ。

小田原高校、慶應義塾大学文学部(英米文学専攻)卒業後、数年間の社会経験を経て渡英。エセックス大学大学院にて人権の理論と実践を学び、修士号を取得。

その後、UNDP、UNOPS、UNHCR、IOMなどを通じて、人道支援、人権、平和構築、開発支援の分野に携わる。サモア、コソボ、ヨルダン、ザンビア、スリランカ、アンゴラ、エリトリア、ネパール、タジキスタン、カザフスタンなどで、多様な国籍や文化的背景を持つ人々と共に生活し、働く。

無給休職中に出産し、0歳の娘とともにオランダへ渡る。ライデン大学にて国際公法修士号を取得。その後、娘と二人で現場に復帰。三年半後、オランダへの定住を決意し、OPCW勤務を経て、約15年間勤務したUNHCRを退職。

ファシリテーションとコーチングの専門トレーニングおよび国際認定を取得後、2021年に Synergy Facilitation を設立。あわせてハーグ応用科学大学にて5年間講師を務め、現場経験を若い世代へ伝えてきた。

現在はオランダ在住。国際機関での経験と、ファシリテーションやコーチングの実践を生かしながら、多様な人々が学び合い、対話し、それぞれの可能性を発揮できる場とプロセスづくりに取り組んでいる。

* 自然を意識したセルフ・リーダーシップとは

私が日々の仕事や暮らしの中で大切にしている考え方です。

まず自分自身の価値観や在り方を見つめ直し、その気づきを私生活や仕事の場での行動につなげていくこと。そして、その選択が自然環境や生物多様性、他の人々を含むすべての存在への思いやりにつながるよう意識して生きることを意味しています。

この考え方の中心には、インクルージョンがあります。多様な人々の声が尊重され、自らの人生や社会に関わる意思決定に参加できること。そして、人と人との関係性と、人と自然との関係性を切り離さずに捉えることを大切にしています。

私たち自身も自然の一部です。自然からエネルギーやインスピレーション、そして畏敬の念(Awe)を受け取りながら、この実践を日々探求しています。

bottom of page