ニューズレター 2025年9月
人道支援とコーチングのつながり
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気候危機と人道危機のニュースが日常化してしまっていた夏が、終わろうとしています。
とっても乾いた夏
これほど雨の降らない夏があっただろうかと思う日々が続いた、オランダの夏が終わろうとしています。私がいつも散歩やジョギングをする近隣の水辺公園の水位も、すっかり低くなっていました(写真)。
私が初めてオランダで夏を経験したのは2011年のこと。翌年の2012年も含め、「暑いな〜」と感じた日は夏の間にほんの数日あったかどうか。ほとんどの日には必ずシトシト雨が降る時間があり、肌寒さを感じるのが普通でした。
店で売られている日焼け止めクリームなんて全然必要ないのでは?一体誰が買うのだろう?と思っていました(夏のバケーションで暑い場所に行く人が多いので、その行き先では確かに必要だなあ、と思い直したのは後になってからです)。
2016年の秋口にオランダに戻って以来、毎年のように「こんなに暑くて雨の降らない夏は異常では」と思いつつ、あっという間に十年近くが経ちました。そして、これを書いている2025年の8月の終わり、ようやく朝晩の気温が下がり、雨も降るようになってきました。
人道支援とコーチング
8月は、人道支援の意味を改めて考えさせられる月です。戦争や紛争、人々の苦しみに思いを馳せる機会がいくつもある月だというのが理由の一つです。
広島と長崎の原爆の日、日本の終戦記念日、オランダでの「インドネシアにおける解放の日/解放記念日」あるいは「追悼の日」、そして8月19日の「世界人道の日」。イタリアでの夏休み中も、デン・ハーグに戻ってからも、これらの日々についてさまざまに思いをめぐらせていました。
そうした流れの中で、改めて「人道支援」とコーチングについて考えてみようと思い、ブログに書き始めました。米国の政策転換以降、USAIDや多くのNPO、さらには国連機関で職を失った方々が数多くいます。広い意味で「人道支援」の現場にいる方々にコーチングを行う、自身もかつて人道支援者であった「ヒューマニタリアン・コーチ」の一人として、コーチングを受ける側の方、そしてコーチへの実践ヒントからまず始めてみました。
ピンときた方、いつでも体験セッションでお待ちしています。